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採用ブランディングには社員インタビューが効果的!応募意欲を高める記事にするポイントとは?

応募意欲を高めるなら社員インタビューがカギ?採用のプロが解説!!

昨今、自社に合った応募者を増やすために自社をブランディングする採用ブランディングという考え方が注目されています。

売り手市場に伴い、優秀な人材を獲得するのが年々難しくなってきています。

様々なメディアの登場により自社をアピールする機会は増えましたが、競合他社も同じような採用戦略を取っており、なかなか差別化が難しいとお悩みの方も多いでしょう。

自社で働く価値をブランド化して採用ブランディングができれば、自社の優位性を示すことができます。

採用ブランディングの手法としてはいろいろあるのですが、今回は始めやすくて効果が出やすい社員インタビューについて解説していきます。

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目次

1.社員インタビュー作成のメリット

採用ブランディングの手法のなかでも比較的実践しやすくかつ効果があるという点も社員インタビューのメリットとなるのですが、それ以外にも様々なメリットが上げられます。

社員インタビュー作成のメリットとしては、以下のようなものが挙げられます。

入社後のイメージがわきやすい

特に就活中の学生は会社で働くという具体的なイメージができていません。

実際にどんな仕事があるのか、どんなことが大変で、どんなことにやりがいを感じるのかがわかれば、安心感に繋がるでしょう。

他社にはないやりがいを記事にできれば、自社の優位性も示せます。

会社概要では伝わりにくいメリットを伝えられる

福利厚生や働き方改革などは制度としては理解できても、果たして自分にとってメリットがあるのかどうかはわかりにくいものです。

社員に自分が感じたメリットを語ってもらうことで、具体的なイメージがわき、応募意欲を高めることができます。

【大事!】ネガティブな口コミに反論できる

最近は様々な人が企業の口コミを投稿しています。

中には退職者の事実ではない口コミや、昔はそうだったが今は改善されているネガティブポイントもあるでしょう。

しかし、その場で反論できる術はなく、頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか。

あからさまな反論記事は逆に嘘くさくて信用されにくいですが、社員インタビューという形をとって今の会社の事実を書けば説得力が増します。

社員インタビューは、社員の口から語られるということの効果が非常に大きく、現場の社員という求職者と立場が近いからこその信用性や実際に自分が働こうと思っている職場にはどのような人がいるのかを知ることができるという意味でも求職者にとってメリットになってきます。

社員インタビューのメリットについて知っていただいたところで次に社員インタビューの作成の手順について見ていきましょう。

2.社員インタビュー作成の手順

それでは、社員インタビューの具体的な手順についてみていきましょう。

STEP
目的を設定する

社員インタビューを自社メディアに掲載している企業は多いのですが、単なる社員紹介になっている残念な記事が多いです。

採用ブランディングにおける社員インタビューは応募意欲を高めるための手法であって、社員紹介が目的ではありません。

どういう人に読んでもらって、どう思ってもらいたいのかを意識しましょう。

そこで参考になるのが辞退理由です。

辞退するということは自社が他社と比較して魅力的でなかったということです。

この見劣りした点を払拭できるような社員インタビューが作成できれば、辞退者を減らすだけでなく、応募しようかどうか悩んでいる人の後押しにもなるでしょう。

辞退理由は見方によってはプラスになる、実際に働いてみると気にならなかったということも多いです。

普段から辞退理由は分析できるようにストックしておきましょう。

STEP
インタビュイーの選定

どういった目的でインタビューするのかが決まったら、最適な回答をくれそうなインタビュイーを選定します。

「専門スキルが必要だと思われているが、実は未経験でも活躍できる」

ことをアピールしたいのであれば、異業種から転職してきた社員を、

「忙しいイメージがある業界だが、うちなら家庭と両立できる」

ことをアピールしたいのであれば、育休明けの女性社員などを選ぶといいでしょう。

STEP
質問作成

どういった質問をするかで、記事の良し悪しが決まります。

「この会社の良いところは?」

のような漠然とした質問では実りのある回答が得られません。

例えば、自社開発にはない、下請けの魅力をアピールするのが目的である場合。

以下のようにインタビュイーが語りたくなるような質問を作っておくと、応募者が知りたい内容を引き出せるでしょう。

※全て架空の話です

インタビュワー

前職では主に何をされていましたか?

インタビュイー

前職では主に自社サービスの開発を行っていました

インタビュワー

Aさんは今他社サービスの下請け開発を行っているとお伺いしました。下請け開発は自社開発に比べて自由度が少なく納期も厳しいと言われていますが、そのあたりはどのように感じますか?

インタビュイー

自社開発も下請け開発もエンドの意見が最優先なので自由度に関してはあまり変わらない気がしています。納期に関しては下請けがどうかではなく、会社の業務フローやチームメンバーのスキルによるところが大きいのではないでしょうか。その点では、この会社は無駄な業務がなく、スキルが高いメンバーが揃っているので厳しい納期も乗り越えていますね

インタビュワー

下請け開発ならではの面白さについて教えてください

インタビュイー

やはり趣の違う製品に携われることですね。新しいスキルをどんどん求められるので、自分がエンジニアとして成長できているという実感もあります。自社開発では良い意味でも悪い意味でも”慣れ”が入ってくるので

大事なのは語りたくなるようなネタをいくつか用意しておくことです。

質問は事前にインタビュイーと共有しておき、スムーズにインタビューができるようにしておきましょう。

メモを取りながら話を聞くのが苦手な人はスマホのレコーダーやオンライン会議ツールの録画機能を使用して、後で振り返れるようにしておくと安心です。

3.目的別インタビュー質問例

目的は定まったけど、どういう質問をすればインタビュイーが語ってくれるのかわからないという方のために目的別に具体例を挙げていきます。

インタビュー質問作成時の参考にしてみてください。

4-1.新卒の給与が競合他社と比べて低いが生涯年収は変わらないことをアピールしたい

インタビュワー

この会社以外にも内定をもらっていましたか?

インタビュイー

実はここよりも初任給が高い会社から内定をもらっていました

インタビュワー

そうなんですね。初任給が高いのは大きな魅力だと思うのですが、どうしてこの会社を選んだのですか?

インタビュイー

他社は初任給は高かったんですけど、少人数制のベンチャー企業だったので昇進の機会が少なく、給与もなかなか上がらないことがわかったんです。この会社は初任給は高くありませんが、昇給の機会が多く、退職金もあるので生涯年収は多くなります。それにやはりベンチャー企業は将来どうなるかわからないという不安があったので、ここに決めました

インタビュワー

現在一人暮らしされていますが、初任給でのやりくりは大変ですか?

インタビュイー

全然そんなことはありません。社員食堂もあるので食費は抑えられますし、業務に必要な知識や情報は社内図書で仕入れることができて勉強代もかかりません。同業他社に就職した友達はスキルアップのために参考書などを購入しなければいけなくて痛い出費になると言っていました。福利厚生も充実していて提携しているホテルなどに格安で泊まれるのも助かっています。初任給で親に旅行をプレゼントすることができました

ポイント①:初任給が低い=生涯年収が低いではないことをアピール

ポイント②:福利厚生が充実していることをアピール

ポイント③:一人暮らしでも余裕のある暮らしができることをアピール

4-2.アフターコロナも新しい働き方を推奨していくことをアピールしたい

インタビュワー

コロナ禍で当社でも新しい働き方が始まりました。最近やっと定着してきたという実感がありますが、コロナが落ち着いたら以前の働き方に戻るのでしょうか?

インタビュイー

戻す気はないですね。リモートワークは社員だけでなく、会社にも大きなメリットをもたらしました。リモートワークに伴う業務フローの見直しによって無駄な業務が減り、より従業員の生産性がアップしました。残業代が減ったのも会社のメリットですが、オフィスの設備を簡素化できたのも良かったですね。ゆくゆくはもう少しコンパクトな事務所に引っ越すことも考えています

インタビュワー

家では落ち着いてリモートワークできないという社員の声もありますが、そのあたりはどのようにお考えですか?

インタビュイー

小さいお子さんがいらっしゃったり、間取りの関係で集中してリモートワークできないという社員がいることは把握しています。そういった社員のためにコワーキングスペースの利用料を補助する制度を今計画中です。将来的にはワーケーションも視野に入れて、社員が働く場所に制約を受けない働き方ができるようにしていくつもりです。こうしなければならないという縛りをなるべく設けず、社員の生産性が上がるように働く場所も含めて提供していけたらと思っています

ポイント①:リモートワークはコロナ禍後も継続していくことをアピール

ポイント②:リモートワークしづらい社員へのフォロー体制をアピール

ポイント③:柔軟な考え方を持っていることをアピール

4-3.育休明けでも女性が活躍できる環境をアピールしたい

インタビュワー

半年前に育休から復帰されたんですよね。産休前は営業で外回りが多かったと聞いていますが、今も外回りを中心に営業されているのでしょうか?

インタビュイー

いえ、今はインサイドセールスが中心です。復帰したときに外回り営業はもうできないかもしれないと上司に相談したところ、『だったらインサイドセールスやってみる?あなたの営業力は買っているからできれば営業ばたけで活躍してほしい』と言われたんです。私自身も営業が好きだったのでとても嬉しかったです

インタビュワー

インサイドセールスは外回りと比べてどういった点が家庭と両立しやすいのでしょうか?

インタビュイー

一番大きいのは家からでも仕事ができる点ですね。子供の体調が悪くて保育園を休む時でも家から営業業務ができるので、職場やお客様に迷惑をかけないで済みます。あとは、外回りと比べて一日で回れる営業先が増えたことですね。外回りだとどうしても移動に時間がかかってしまうのですが、インサイドセールスだとオフィスの席から移動せずに複数の企業と商談できるので。時短勤務で残業もできないので、効率的に仕事ができるのは助かっています

ポイント①:育休明けを考慮してくれる上司がいることをアピール

ポイント②:インサイドセールスというワーママでもやりがいが感じられる職種があることをアピール

5.社員インタビューは掲載して終わりではない

社員インタビューは自社メディアに掲載して終わりではありません。

自社が採用したいと思っている人が自社メディアに来て記事を見てくれる可能性はとても低いです。

応募者にはこちらから情報を届けましょう。

辞退しようと思っていたけども、実際の社員の声を聞いてネガティブイメージが払拭されたから入社を決めたというケースも少なくありません。

6.採用戦略はプロ人事にご相談ください

今回は採用ブランディングの手法の一つ、社員インタビューについて解説しました。

社員インタビューで一番大事なのは、目的を明確にすることです。

ここが曖昧だと、単なる社員紹介で終わってしまい、採用ブランディングになりません。

しかし、社員インタビューの目的を設定するには、自社の採用の課題を把握する必要があります。

多くの企業で、この課題を見つけるのに苦労している印象があります。

採用コンサルタントが在籍しているプロ人事であれば、採用の課題を分析し、社員インタビューを含め、最適な採用戦略を立案いたします。

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この記事の監修者

採用代行・採用コンサルティングサービスを提供している株式会社プロ人事が運営する採用メディア「SaiDai」

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