ホワイト企業と認知されるための採用ブランディングとは?採用代行の会社が解説!
“ホワイト企業”や”ブラック企業”といった言葉は、今では世間一般でも認知されるようになり、採用ブランディングにおいても非常に重要です。
しかし、
そもそもホワイト企業の定義がイマイチわからない
自社がホワイト企業と認識されるためにはどう採用ブランディングをしていったら良いかわからない
こういった疑問を持つ採用担当者も少なくないのではないでしょうか。
採用ブランディングが成功して求職者や世間一般に「優良な企業」「ここで働いてみたい」といったイメージを持ってもらい、ホワイト企業であると認識されれば、採用にも大きな影響をもたらします。
そのため、多くの採用担当者は自社が世間からどのようなイメージを持たれているのか、気になるところかと思います。
そのため、採用担当者が採用ブランディングの方法やホワイト企業について、しっかりと理解していることが必要不可欠です。
そこで今回は、自社がホワイト企業と認知されるための採用ブランディングについて解説していきます。
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そもそも採用ブランディングとは
採用ブランディングとは、自社の魅力や特徴を発信して認知度を上げるとともに採用者からのイメージアップし、採用活動を効率化させるために自社をブランディングする活動のことです。
採用活動において最も重要なのは人材の募集と確保ですが、闇雲に広報活動をしていては欲しい人材を集めることは難しく、成果を出すことはできないでしょう。
そこで自社とマッチするターゲットとなる人材を明確にし、そのターゲット層に向けてSNS等を利用して採用ブランディングを行い、「入社したい」と思わせることができれば、欲しい人材が確保できる可能性を上げることができます。
近年では、少子高齢化により人口が減少しているため優秀な人材の獲得が困難になっています。
また、SNSの普及により求職者へ直接コンタクトを取ることが可能となったことや、情報の拡散性が高くなったことから、採用ブランディングを行うことは必要不可欠の時代となっています。
採用ブランディングによって、自社がホワイト企業であると認識されれば、応募数の増加が見込まれるとともに、人材の質の高さも向上して採用活動の効率を大幅に上げることができます。
ホワイト企業とは?
ホワイト企業に対してなんとなくイメージは浮かぶものの、具体的にどういった企業がホワイト企業として扱われるのか定義がイマイチわからない、という採用担当者は意外と少なくないのではないでしょうか。
ホワイト企業に明確な定義はない
大前提として、ホワイト企業に関して、そもそも明確な定義はありません。
人によってどういった会社が働きやすく、逆にどういった会社が働きにくいかは異なってくるためです。
また、労働基準法などの労働に関しての法律はありますが、どういった会社がホワイト企業なのか、国も定義していません
「ホワイト企業認定」といった民間企業が運営しているものもありますが、この認定で定義されている内容も人によって異なり、あくまでこの認定機関ごとの基準になるため、参考程度にすることが望ましいです。
結局のところ、ホワイト企業は人事にとっても求職者にとっても漠然としたイメージで定着してしまっています。
しかし、明確な定義がないからこそターゲット層を明確にし、ターゲットとする人材から見てホワイト企業と思われるように、採用ブランディングを行っていくことが必要不可欠となってきます。
ホワイト企業と言われる会社に共通する特徴
定義がないとはいえ、ホワイト企業と言われている会社には共通する特徴があります。
ホワイト企業とは福利厚生の充実や離職率の低さなど、【社員にとって働きやすい労働環境が整っており、その他にも法令や社内規則を遵守している】といったことが挙げられます。
実際には明確な定義はありませんが、ホワイト企業として知られている企業には共通した特徴があります。
- 離職率が低い
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離職率が低いことは、ホワイト企業である特徴の1つです。
離職率が低いということは、 社員が長期間働いているということであり、それだけ働きやすい環境がその会社にはあるということになります。
逆に離職率が高い会社は、それだけ入社した社員が勤務期間が短く、働きにくい職場環境であるということになるため、離職率を確認することができればその会社の良し悪しを判断する材料の一つになります。
しかし、離職率を公開している会社は基本的にはありません。
確実に確認できるわけではありませんが、ハローワークや転職エージェント、就職四季報等などから確認できる場合があります。
また、求人が一年を通してずっと出し続けている企業は、入社した社員が定着しておらず離職率が高い可能性があるので、求人を確認することもおすすめです。
- 福利厚生の充実
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ホワイト企業とされている企業は福利厚生が充実しているのも特徴です。
雇用保険や健康保険など法律で加入しなければいけないものを除き、住宅手当やリフレッシュ休暇などの福利厚生を充実させることで、社員の働きやすい環境作りに積極的な企業と評価されやすくなります。
また、結婚や出産に関する福利厚生を設けている会社は未だに多くないため、これらの福利厚生を充実させている企業は、女性からの支持が非常に大きいです。
福利厚生が充実していることで社員の働く意欲も高まり、社員の満足度も高まるため、結果として企業の評価が上がることにつながります。
- 残業が少ない
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一般的に20時間以下だと残業時間が少ないとされています。
残業時間が少ないというだけで、企業に対して良い印象を抱く人もいるため、ホワイト企業と認識されやすくなります。
最近では残業に対して法律的にも厳しくなってはいますが、未だに残業時間が多い業種や業界は沢山あります。
残業時間が長いと社員自身の時間が減ってしまいますし、体調を崩してしまう可能性もあり、働く環境の悪化を助長させることになります。
そうなると、離職率が高くなってしまうため、自社の評価は低下するでしょう。
残業時間を減らすことができれば、社員の負担を考慮している企業であると認識され、企業のイメージアップにつながります。
- 明確な評価制度
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ホワイト企業の評価制度は明確なものが良いです。
明確評価制度があると社員のモチベーションを向上させることができるため、勤続年数も長くなります。
逆に評価制度が曖昧であったり、自分の頑張りがしっかりと評価に反映されていないと働く意欲は低下しますし、退職者は増え続けるでしょう。
また、評価制度が曖昧だと自分よりも成果を上げていない人が出世することもあり得ます。
そうなると、社内の人間関係のトラブルに繋がってしまう可能性もありますし、成果を上げている社員が退職してしまうかもしれません。
自分の頑張りが明確できちんと評価されていれば、社員も納得してモチベーションの維持にもつながります。
- 有給休暇を取得率が高い
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有給休暇の取得率が高いこともホワイト企業の特徴です。
有給休暇とは、申請した期間の休んでいる間の賃金が支払われる制度のことです。
有給休暇を使うことで、他の社員に迷惑がかかってしまうと感じてしまったり、仕事量が多いため有休を取りづらいと思ってしまう方も少なくありません。
ホワイト企業では、有給休暇を取得するよう上司が部下へ促したり、取得しやすい制度を作ったりします。
そうすることで社員は有給休暇を使い旅行や趣味に時間を充てることで、リフレッシュして仕事のモチベーションを高めてもらうことができ、会社の評価にもつながります。
ホワイト企業と認知されるために行うべきこと
ホワイト企業と呼ばれる企業に共通する特徴をおさえて改善することができれば、まずはホワイト企業と呼ばれるための一歩を踏み出せたと言えます。
また、改善するだけでなく、求職者に対して【認知】されることが必要となってきます。
ここでは、【ホワイト企業と認知されるために行うべきこと】について紹介いたします。
- 福利厚生等の社内制度を見直す
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先ほど解説したホワイト企業とされている企業の特徴を参考に、福利厚生などの社内制度を見直すのもひとつの手段です。
共通する特徴としては、福利厚生や評価など社内の制度の部分がほとんどです。
この点に関しては、採用担当者の一存では決められないため、社長など上司と相談する必要があるかと思います。
福利厚生等の社内の制度は社員の働きやすさに直結してくるため、改善できれば一般的にもホワイト企業として認知されやすくなります。
福利厚生などの仕組みを見直して、変更してみると良いでしょう。
- 自社・ターゲットを分析する
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採用ブランディングを行っていく上で、情報発信をしていく前に自社とターゲットとするユーザー層の分析を行う必要があります。
他社と比較して自社の強みや魅力などの特徴を分析することで、ブランディングしていくための要素をピックアップします。
また、採用の状況やトレンドなどの採用に関しての分析もすることによって、自社の採用市場における立ち位置を把握して、ここからどう活動していくかの戦略を練っていくことができます。
また、自社のターゲットとなるユーザー層のペルソナを設定することも大切です。
採用活動の際は応募者の数に目が向きがちですが、しっかりとターゲット層を決めておかなければ、自社とマッチしていないユーザーからも多数の応募が来ることになります。
年齢や性別をはじめ、スキルや価値観などなるべく具体的なペルソナを設定しておくことで、ブレることなく一貫性のある内容で情報発信していきやすいです。
- 情報発信
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WebメディアやSNSにより、今では多くの人へ情報発信することが可能となりました。
採用活動においても、自社をホワイト企業として認識してもらうために、SNSやWebメディアといったツールを使って情報発信していくことは必要不可欠です。
最近ではYoutubeやTiktokなどを利用し、情報発信を行う企業も増えてきています。
媒体によってはユーザー層も異なっているため、自社のターゲットとするユーザー層にマッチしているものを選んで運用しましょう。
また、WebメディアやSNSを運用していく際には、発信内容に一貫性を持たせることが大切です。
発言する人によって内容に相違があったり、発信するたびにターゲットとしているユーザー層にマッチしない内容を発信をしてしまうと、一貫性がなく自社のブランディングイメージを構築していくことができません。
また、大前提として継続して自社の情報を発信していくことが大切です。
ホワイト企業として認識されるまでには、かなりの時間を要することになるため、発信に対するユーザーの反応を分析し改善していくサイクルを根気強く継続していきましょう。
最後に
今回は、ホワイト企業として認知されるための採用ブランディングについて解説していきました。
ホワイト企業として認知されるためには、採用ブランディングを長期的に継続していく必要があります。
最近では、最低限の条件を満たしお金を払えば認定される「ホワイト企業認定」といった民間の認定機関があり、こういったもので認識されれば、短期間で簡単に人材を獲得できるかもしれません。
しかし、いざ入社して働いてみると双方にとってマッチングしていないというケースも考えられます。
そのため、双方にとって良い結果となるためにも、しっかりと分析や設定を行ったうえでの、採用ブランディングをしていくことが望ましいでしょう。
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