口コミ対策の需要が高まっている中で、会社のネガティブな口コミをどう対処すべきか解説!
少子高齢化の影響で労働人口の減少が叫ばれています。
新型コロナウイルスの影響で求人倍率は一時的に落ち着いているものの、採用における競争率の上昇という長期トレンドはこの先も続いていくと考えられます。
だからこそ、「採用力」が経営にも直結する課題であると考えられるでしょう。
そして、その「採用力」を表す1つのポイントとなっているのがインターネット上の口コミであり、今やその口コミ対策が重要となってきているのです。
この記事では私たちプロ人事による、採用の戦略に基づいた口コミ対策の実践的な方法を解説していきます。
私たちプロ人事は採用における幅広いノウハウを持っている、採用のコンサルティング会社となっています。
また、採用コンサルティング会社の中でも当社はウェブマーケティングに力を持っているのも特徴です。SEO対策などにも力を入れており、公式ホームページはもちろん本メディアも全て内製をしております。
さらに別メディアにおいて月間検索ボリュームが50万件の検索ワードでGoogle・YSTで2位を取った実績もあります。
このように、人材のノウハウとウェブマーケティングのノウハウの両方持っているのはかなりレアな存在だと自負しております。
今回はそんなプロ人事だからこそお届けできる口コミ対策についての解説記事です。
1.口コミの影響をどれだけ信じるのか?
全体でおよそ6割以上、20代の7割以上が就職活動で口コミを調べています。
当然、口コミだけで決まるわけではないですが、口コミは応募するかや入社するかの評価に大きく関わっています。
というのも、仮に口コミが悪く辞退につながっても、学生側は口コミが悪いからとは言いません。また、入社した人材も口コミが悪くて気になっていたとはとはわざわざ言わないことが多いです。
その表面化しづらいものがここまで表面化しているところから見ても、かなりの影響が伺えます。
また単に口コミが重要と言っても、多様かつ日々移り変わる全ての口コミの影響を把握できている人事は殆どいません。
2.どのような口コミサイトがあるのか
では実際にどのような口コミサイトがあるのか、幾つかご紹介していきます。
CGMサイト(口コミサイト)
口コミを共有する場所として一番オーソドックスなものです。
いわゆる口コミメディアと言われるものがこれに当たります。
具体的には、みんなの就活や転職会議、オープンワークなどの口コミサイトなど有名なものは、就職活動において多くの求職者が参考にしています。
これらのサイトでは単に口コミが書いてあるのではなく、項目別に点数で評価されているものも多くあり、働いている人から見た良い点、悪い点などの内情が書かれていたりするものもあります。
もし競合他社と大きく点数で離されていた場合採用活動に大きな影響を与えかねません。
「どっちでもいいし、評価の良い方にしておこう」といった軽い気持ちで、評価が高い方に流れていくことが多々あります。
たまに口コミを確認している人事もいますが具体的な対策が打てていないのが実情です。
検索サジェスト
検索キーワードに出てくる予測変換の候補です。
とある会社の会社名で検索すれば、「株価 評判 年収」などの検索ワードが出てきます。
ブラックな会社であれば「ブラック」や「訴訟」などのネガティブなワードがサジェストされることになります。
告発ブログ
そこまで一般的ではないですが、元従業員が仕事の内容や研修内容などを告発する個人サイトです。
SNSハッシュタグ
CGMのように体系化されているものでも評価の項目が統一されているわけでもないですが、その代わりに気軽で生々しい情報が入っているのがSNSでの口コミの特徴です。
ニュースサイト
ちょっとした週刊誌やタブロイド紙などで会社の評価やイメージなどについて書かれてしまう場合もあります。
このように口コミといっても多種多様な発生の要因があり、要因別の対策が必要です。
3.削除業者を活用すべきか?
削除業者であれば、ある程度の口コミには対応し削除することができます。
ただ、こういった削除業者の利用はあくまでも対処療法でしかないため、また同様のネガティブな口コミや書き込みが発生した場合に効果が無くなります。
それをさらに削除しようとすると、削除してまた書き込まれ、また削除して…というように、いたちごっこになってしまいます。
また削除業者に依頼した結果、削除できなかったという場合もあります。削除できたと言われても代わりに別のネガティブワードが出てくるケースもある上、ネガティブなキーワードが残ってしまうことも多いです。
削除された人が逆ギレして更にネガティブな口コミを大量に投下してしまう可能性もあります。
これらの事を踏まえて、私たちは削除業者は使わない方が良いのでは無いかと提言しています。
4.ネガティブな口コミを削除すること以外の方法とは
先ほど話したように、削除するだけではあまり意味がなく、もし削除してもまた書き込まれたりして、いたちごっこになってしまいます。
では削除する以外に方法なんてあるのか?と思われるかもしれません。
しかし我々プロ人事はさまざまなノウハウを持っていますので、ネガティブな口コミを削除する以外の方法を一部ご紹介します。
方法1:悪い口コミの根本を対策
口コミの中身が一定事実である場合は、その事実を課題として捉え改善していくことが一番根本的な解決方法です。
「このゴールを目指して会社を良くしていきたい」という場合には、口コミ対策のコンサルティングの利用をおすすめしています。
コンサルティングは時間がかかりますが、ネガティブな口コミの解決にも時間がかかると思っていただきたいです。
社内での改善とその内容の社内外への発信を少しずつ行っていきます。
時間をかけて社内でネガティブな要素を改善したとしても世の中には中々伝わりません。
ポイントは、社外だけでなく社内へも積極的に伝えていくことです。
会社の口コミは既に会社を辞めた人や辞めようとしている人が書くことが多いため、問題を解決したことが浸透するまでには時間がかかってしまいます。
方法2:口コミ対策コンサルティングを実施
本当にオススメする口コミ対策は、私たちのサービスである【口コミ対策コンサルティング】です。
これは一言で言えば、【悪い口コミに対する反論の場を作る】ことです。
直接、会社としての名前を出して悪い口コミに反論をしていくことで、信頼感を構築していきます。
具体的な流れとしては、ネガティブな口コミをすべて洗い出し、その発生の年月をリスト化するところから始まります。
口コミを見る際にその書き込みの年月まで見ている求職者はほとんどいませんが、10年前のものを最新のものだと思いこんでしまっている場合も多々あります。
そのようなものに対して反論の場を作ることが目的です。
ネガティブな口コミの内容を分析しマップを作ります。
マップの中からすでに改善しているものをピックアップした上で、対策済みのものを集めた自社の口コミ対策ランディングページのサイトを作成します。
この【自社の口コミ対策ランディングページのサイト】こそが、反論の要です。
改善に取り組んだこと、そのプロセスと結果を世の中にアピールしつつ、まだ改善できていないものに関しても取り組み中であると主張しながらその途中結果なども公開することで、悪い印象で終わらせません。
これこそが、真に信頼される対策と言えるでしょう。
方法3:人事担当者向けトークスクリプト
会社の口コミや社内の取り組み状況を把握して、常にブラッシュアップすることが重要です。また渡されたスクリプトをただ読むのではなく、更に厚みのある対応のために研修や説明会、説明の動画化なども行っています。
まとめ
ここまで解説してきましたが、結論としてネガティブな口コミを消すという簡単な手段に出てしまうと、根本的な解決が実現出来ません。
会社のネガティブな点を改善し、それをオープンに世の中に発信していきましょう。このような大掛かりな対策を社内で行い切るのは難易度が高いため、またコストの面からも社外のコンサルタントに任せましょう。
ぜひ一度、お気軽にお問い合わせください。
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