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【面接官向け】オンライン面接が上手くいかない3つの原因とコツ【応募者は閲覧禁止】

オンライン面接が上手くいかない原因とそれを解決するためのコツについて解説!

オンラインの面接(Web)はうまくいっているでしょうか?

我々は採用のコンサルティングを行っていますが、クライアント企業様の人事担当者の方からオンライン面接でのコミュニケーションが上手くいかないとよく相談を受けます。

そこで今回はオンライン面接におけるコミュニケーションの傾向と対策を改めて解説していこうと思います。

2020年のパンデミックで選考のフローの大部分がオンラインになりました。

入社後の研修などもオンライン化し、リモートでの業務も増えるなどオンラインでのコミュニケーションが身近になりました。

この記事を読んでいる方の大部分も、オンラインでのコミュニケーションをきっと経験されていると思います。しかし、オンラインならではのやりづらさを感じているのではないでしょうか?

この記事ではオンラインでの選考を行っている方向けに、オンライン選考のポイントや進め方に関する様々な注意点を中心に解説していきます。

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目次

1.オンラインにおけるコミュニケーションの難しさの原因

当たり前過ぎて盲点なのが、何故オンラインになることでコミュニケーションが難しくなったと感じるのかという点です。

オンラインは難しいと思っていても、いざその理由を聞かれればうまく説明できない方も多いのではないでしょうか。

ちなみに大前提として、この記事で解説していくオンラインでのコミュニケーションは一般的なものとは異なります。ここでは、面接という採用のフローの中にフォーカスしたものになります。

基本的には面接や応募者の対応といった初対面であるか、あるいは初対面でなくても通常の人間関係があまり出来上がっていないような状況におけるコミュニケーションについて話をしていきます。

これは一般的なテレワークなどの従来の人間関係ができている場合とは異なります。

人間関係の構築ができている場合のオンラインのコミュニケーションは、面接などと比べると遥かに容易になります。

それに比べて、ほとんど初めてのコミュニケーションとなるような面接などの場合、当然難易度は上がるでしょう。

その点を注意して読み進めていってください。

原因1:冷たい印象を与えてしまいやすい

「はじめまして」に近い状況でのコミュニケーションになるというのもあり、オンラインでのコミュニケーションはどうしても冷たい印象を与えてしまいやすいと言えるでしょう。

その原因の1つとしては、画面が暗くなるなどのカメラ自体の問題が挙げられます。

通常の会議室などは明るすぎるため、カメラには暗めに映ってしまい、その結果冷たい印象になってしまいます。

また、身振り手振りなどの情報もオンライン上ではかなり伝えづらくなってしまいます。

原因2:誤解が生じやすい

ただでさえ初めてに近い面接の場では、会っていてもそこまでの関係性が構築できていないことが多いでしょう。

そのような場合、同じ内容でも意図しない形で伝わってしまうなど誤解が生じやすいと言えます。

例えば関係性を縮めようと冗談を言っても、相手に冗談と受け取って貰えず誤解が生じてしまう、などが典型的なパターンです。

原因3:本音が把握しづらい

応募者の本音が分かりづらいことも、オンライン選考におけるコミュニケーションを難しくしている原因の1つです。

顔色や細かな表情の変化は対面であれば比較的掴みやすいポイントではありますが、オンラインになることによって、より掴みづらくなってしまいます。

そのため、どのくらい志望度が高いかなどの応募者の本音がわかりづらくなり、面接の質が下がってしまいます。

2.面接官向けのオンライン面接のコツ

それでは次に、面接官向けのオンライン面接のコツをご紹介していきます。

ここでは実際の面接の流れに沿って解説していきます。

コツ1:面接の開始

面接の開始におけるポイントは、対面とオンラインの最大の違いを把握することです。

その違いとは、学生側が準備をしきれないという点です。

実際の面接は最寄り駅からだんだんオフィスに近づいていって、会社に着いて面接の部屋まで案内されます。

面接が本格的に始まる前にアイスブレイクもあったりするでしょう。

しかし、オンライン面接であればそのような助走期間がないままいきなり面接が始まってしまいます。

このあたりが大きなデメリットとして挙げられるでしょう。

そのため、できれば面接の前や、始まってすぐのタイミングでアイスブレイクや答えやすい質問を入れていきましょう

そうすることにより学生の緊張をほぐし、コミュニケーションを取りやすいような状況を作ることができます。

良い例としては、最初に少し変わった自己紹介を入れることもあります。

通常の自己紹介では自分の経歴などを簡単に紹介すると思いますが、ここでは少し踏み込んでいきます。

自分の学生時代の就職活動の話を絡めるなど、単なる自己紹介ではなく学生側がリラックスしやすい内容を話すとGoodです。

こうすることで学生側は面接官の人柄がわかり安心感が生まれます。それ以外にも面接の中で聞いていきたい会社選びのポイントなどを、自分事として先に紹介していくのも上手くいくためのコツになります。

明確に誰かを悪く言うなどの行為は基本的に評価されません。ライバル企業を表立って悪く言うことはNGです。

ただし、自分事として話せばあまり悪く聞こえないのです。

ライバルの会社はこういうところがあるけれど自分はこういうことがやりたいからこの会社に入ったなど、自己紹介という形で自社の魅力をアピールすることもできます。

自己紹介という、やらなければならないから半ば仕方なくやっていたものをこのように利用することで、大きなメリットが生まれるのです。

コツ2:面接の冒頭

自己紹介やアイスブレイクが終われば、今度は応募者や学生がしっかりと質問に答えていくフェーズです。

質問内容が事前にきっちりと会社で決まっているケースもあるでしょうし、会社でなくても面接官の中で決まっているケースもあるでしょう。

基本的には答えやすい質問や、オーソドックスな質問から始めていくのがおすすめです。

この面接の冒頭の質問に関して言うと、何を聞くかも非常に重要です。答えやすい質問でないと応募者も感覚を掴めなくなってしまったりするからです。

しかしそれ以上に大事なのが、質問の仕方になります。

声のトーンを上げてゆっくりとわかりやすく明るい声で質問しましょう。メモを取りたい気持ちはわかりますが、もし可能であれば相手の顔を見るのではなく、カメラを見てうなずくと良いでしょう。

これはオンラインのマニュアルなどでは書いていないことですが、まず目が合わないのです。というのも、相手の顔を見ようとすると画面の下を見ることになってしまいます。

また腕を組むのは言語道断です。カメラ越しだと非常に偉そうに見えてしまいます。

そして、嘘くさいくらいに相槌を打ったほうが良いでしょう。

場合によってはスマートフォンなどを使って面接している方もいるため、大袈裟だと思うくらいしないと気付かれないことが多いです。ただやりすぎも良くないので、余裕があれば自分で確認してみても良いかもしれません。

また高等テクニックとしては、相手のデバイスを聞いてそれによって相槌の深さを変えてみるのも1つです。

しかし、こんなことをずっと続けるのは難しいかもしれません。その場合には、最初と最後だけでも良いでしょう。

最初と最後は印象の上で大きなポイントなので外さないようにしましょう。

  • 答えやすい、オーソドックスな質問から始める
  • ゆっくりとわかりやすく、明るい声で質問する
  • カメラを見てうなずく、相槌を打つ(特に最初と最後)

コツ3:面接終盤

面接の手法として応募者の満足度を高めるためのもので挙げられるのが、面接のフィードバックです。

受けてくれた応募者や学生のプラスになるような面接のフィードバックをしてあげましょう。これはとてもいい手法です。

実際には面接の対策もなりますし、就活全般についてのアドバイスでも良いかもしれません。

落とすような学生に対しては、「こういった点が合わないように感じたのですが、いかがですか?」などと聞いてみるのも良いでしょう。

直接「合わない」と伝えた後に本人から挽回のためにでてきた情報で変わるかもしれないですし、本人もそれで納得するのであればそれはそれで良いのです。

また逆に入社してほしいのであればその旨をしっかり伝えるのが良いでしょう。

オンラインではジャッジの正確性も低くなってしまいがちですし、ジャッジに時間をかけたくなるのも理解できます。

オンラインではミスマッチがないか慎重になってしまいがちです。ただ慎重になりすぎてしまうとライバル企業に取られてしまうこともあるので、このジャッジはできる限りスピーディーに行いましょう。

面接の第一印象や話す内容の論理性などから面接の中盤くらいでは合格、不合格、保留の3つくらいに分けられているのが望ましいです。

評価が覆ることもないことはほとんどないですが、これはやはりレアケースになります。

合否のジャッジはできるだけスピーディーに行った上で、残りの時間は応募者にしっかりと向き合う時間として使っていくのが良いでしょう。

最後の段階では、オンライン面接を切る際に悩むこともあるかもしれません。

「面接を終わります」となれば笑顔で手振りなどを交えながら退出のボタンを押していくと良いでしょう。

総じて、オンラインになってしまうと身振り手振りや笑顔などが伝わりづらいため、想像以上に大袈裟にやるくらいで良いのです。

まとめ

この記事では、オンラインの面接官ならではのポイントを解説してきました。

オンラインの面接はやはり非常に難しいです。それは応募者も競合企業も同じでしょう。

ここで紹介したコツを活用して、少しでも高いクオリティになるようにしていきましょう。

また我々プロ人事では対面での面接官トレーニングはもちろん、オンライン面接での面接官トレーニングもレクチャーすることが可能です。

もしオンライン面接のクオリティを上げて、より良い人材を採用していきたいと考えていらっしゃる企業様はお気軽に弊社までお問い合わせください!

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この記事の監修者

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