中小企業の「新卒採用」の課題とは?解決のポイントも採用のプロが解説いたします!
ぜひ、採用に悩まれている人事の方はもちろん、中小企業の経営者の方も参考にして頂ける内容になっています。
また、この記事を執筆している株式会社プロ人事は「採用代行」という人材採用のプロフェッショナルの会社になっています。
採用代行(RPO)で人事の負担を減らしませんか!?
(株)プロ人事は人事・採用代行に特化した専門のコンサルティング会社になっています。
だからこそ、この記事に記載しているノウハウ以外にも豊富な採用に関するノウハウを有しています。
今なら期間限定!無料で初回コンサルティング実施中!詳しくは以下からお問合せください!
1、中小企業の採用の実情について
中小企業においては、大企業と比べると採用が非常に難しいとされています。
実際にリクルートワークス研究所のデータ(※1)によると、中小企業は大手企業と比べて最大で10倍近くも難易度が高くなってきています。
一方で新型コロナウィルスの影響も受けやすいのも中小企業の特徴として挙げられるため、新型コロナウィルスの影響受けている2020年、2021年に関しては多少有効求人倍率は落ちてはいますがそれでもなお、採用の難易度が高い状況になります
※1:第37回 ワークス大卒求人倍率調査(2021年卒)
1:中小企業の「新卒採用の5つの課題」とは?
それでは、実際に中小企業における新卒採用には具体的にどのような課題があるのか?
ここでは、その課題の具体例について5つ挙げていきます。
課題1:応募者が集まらない/母集団形成が難しい
1つめの課題が「応募者が集まらない/母集団形成が難しい」とされる点です。
会社の知名度がなく、なかなか母集団が増えないのが中小企業の採用時の悩みです。
かといって、手当たり次第の求人掲載をすれば掲載費用ばかりがかかってしまいます。
その為、金額を抑えつつ幅広いエリアで求人掲載をする対策が必要になります。
課題2:人事のマンパワーが不足している
中小企業の実情としては、なかなか社内の人員不足から人事の業務を専任で担当できるように整備することは難しい状況となっている企業も多くあります。
実際には総務などの他部署との掛け持ちで人事の業務を対応しているのも課題です。
専任の人事が居ないと他の仕事との兼ね合いで、自社の魅力を最大限アピールすることに時間を費やせないケースがあります。
さらに、新卒採用ならではの課題としては、新卒採用の場合、どうしても時期が限定されてしまうため、人事のマンパワーが不足してしまう事によって、説明会の開催日時の枠や面接枠の数を制限しなくてはいけないという問題に直面します。
このようになってしまうと、せっかくコストをかけて求人広告や説明会などを開催しても、参加出来る学生の数に制限が出てしまい、歩留まりが発生してしまいかねません。
また、なかなか新しい採用手法を試すことも難しいこともマンパワーが不足している1つの要因と言えるでしょう。
課題3:選考中の辞退/内定後の辞退が多発
選考中のやりとりなどは内定者の意思を変えてしまう場合があります。
例えば、面接日のやりとりなどの連絡のレスポンスが遅いと感じたり、選考中のフォローが少ないと会社での働くイメージが湧かないことから選考辞退に繋がりやすくなります。
というのも、採用に力を入れているような会社の場合だと、選考の日程のやりとりなどは専門のチームを作って対応を行ったり、選考中に「選考要素のない面談」と称して学生をフォローしていくような面談を行う事で、応募者の意向醸成を行っています。
一方で中小企業の場合には、なかなかそういったところまで手が回らないのが実情でしょう。
採用に力を入れている企業などの場合には、単にマンパワーが充実しているだけでなく、説明会を行う人事担当者は応募者と年代の近い担当者をアサインしたり、フォローを行う人事担当者は経験豊富な担当者で安心感を与えるなど、単なるマンパワーだけでなくその中身にもこだわっているのです。
そうしたアプローチはなかなか中小企業の社内だけでは現実的に不可能と言えるでしょう。
そういった課題の解決においても後述する採用代行を活用することによって解決に繋がっていくのです。
課題4:採用のノウハウがあまりない
採用について、なかなかノウハウがないというのも、中小企業ならではの課題と言えるでしょう。
予算面やマンパワー面でなかなか新しい取り組みを行う事が難しい。
さらには、なんとか新しい取り組みを行えたとしても、一度、失敗してしまうとそれっきりとなってしまうのが多いのが中小企業の現実では無いでしょうか。
採用に力を入れているような企業の場合には、一度の失敗で辞めずにその失敗をどのように反省し、改善すれば上手くいくのか、PDCAを回していくケースが多くなっています。
しかし、現実的にそういったPDCAを回していくことは難しいのが現状でしょう。
だからこそ、採用代行を活用することで他社の失敗事例などもキャッチアップしたうえで、採用に取り組む事ができます。
課題5:多額のコストをかけられない
採用のための求人掲載にしても、合同企業説明会などの採用に関するイベントにしても多額のコストをかけて求人を掲載をしたり、様々なツールを使い、採用を成功に導いていくことが重要です。
実際にはそういったツールやイベントに参加するだけでは効果が無く、参加した上でどのように使いこなすのかが重要になります。
しかし、実際中小企業にはそういった事を使いこなすことは難しく、そもそも小さな広告枠を購入したり、イベントに数回程度参加する位しかコストを掛けられないケースが多くなっています。
現実的には、なかなか限定してしまったコストでは良い人材の採用が上手くいかないケースがほとんどです。
しかも、難しいのはコストを単に掛ければ採用が上手くいくと言ったものでもありません。
採用要件を下げられるのであれば、コストをかけずに採用することも可能です。
しかし、優秀な人材を採用するのであれば、最低限のコストをかけた上で、採用を成功させるために、プロのノウハウを活用する「採用代行」を利用することが成功への道の一つだと考えられるでしょう。
2:中小企業は避けられているは思い込み
中小企業の採用の現場では「所詮、うちは中小だし…」「大手に良い人材は奪われる」と悲観されているケースが多くなっています。
確かに、実際問題として採用の現場ではそのように感じられるのも無理はありません。
しかし、中小企業だからといって最初から避けられている訳では無いのです。
このマイナビのデータによると「絶対に大手企業が良い」と考えている学生は全体の10%しかいません。
もちろん、「大手企業の方がよい」も加えると55%と過半数になってしまうので、確かに中小企業だからと言って有利では決してありません。
ただし、これらのデータを見る限り、むしろ多くの中小企業の採用担当の方のイメージ以上に、新卒の学生は中小企業に対して好意的に思っていると捉えて良いでしょう。
実際にはおよそ5割弱程度の学生が「中小企業の方が良い」or「中小企業でも良い」と考えているので、決して中小企業だからと言って避けられているわけではありません。
学生の多くは大手企業か中小企業なのかではなく「自分のやりたいことができる会社なのか」を1番大切にしています。それ以外に、「安定している会社」や「福利厚生の充実した会社」を重要視していることがわかります。
このような情報から自分のやりたいことができる会社であることを応募者に伝えることが重要です。
また、応募者が何をやりたいのか、何を見てそう感じたのか、また説明会の内容や質疑応答などは本当に応募者が求めている内容なのかを面接官は絶対に見逃せないポイントです。
このポイントを逃してしまうと応募者は、「思っていた仕事と違ったな」と受けてしまう可能性があります。
こういった点をミスマッチとされないように、しっかりとフォローを行っていくことが重要となっています。
3:中小企業が行うべき新卒採用の課題の解決方法とは
ここまでは中小企業における「新卒採用」の5つの課題についてをピックアップしてきました。
それでは、実際に次は中小企業が行うべき新卒採用の課題の解決方法とはどのような方法なのか。
3つの方法をピックアップして解説していきます。
解決方法1:母集団を広げる/エリアを広げる
新卒の採用活動を成功させるためには、とにかく母集団を獲得する必要があるため、母集団を広げる必要があります。
とはいえ、新卒採用の場合、中小企業で強い学歴フィルターなどをかけているケースは稀であるため、母集団を増やすために広告媒体を多く使い母集団を増やしていきます。
しかし、広告媒体も値段が高くそんな幅広く出せないという次の問題点が出てきます。
リクナビやマイナビなどの全国展開している媒体は金額が高く沢山出すことが難しいのです。
そのような課題・問題をどのように解決するのか。
解決方法としては【地域限定の求人媒体を利用し、コストを抑えながら求人広告のエリアを広げる】方法が良いでしょう。
地域限定の媒体を用いることで金額を抑えつつ幅広いエリアで求人広告が掲載できます。
例えば、都心部の会社の例だと全国展開の求人サイトを使ってしまいがちですが、それぞれのエリアの求人媒体も一緒に活用すると良いでしょう。
また、地方の会社の場合には、IターンUターン関連の媒体にも出展していくこともオススメです。
知名度の高い求人媒体に闇雲に出展しても、コストの無駄になってしまうケースがあり、費用対効果はそこまで高くはありません。
だからこそ、このような事例を用いて、確実な対策を行うことが母集団の数を増やすことへ繋がります。
また、後述しますが、地域限定色をさらに色濃く出すためには、その地域での面接や説明会などを行っていくこともポイントの1つです。
やはり応募者からみれば慣れ親しんだ場所で説明会や面接をしてくれることで親近感が沸きますし、その会社に魅力に感じるようになります。
ただし、そういった地域毎に面接や説明会などを行っていくとマンパワー不足が顕著になるかと思いますので、私たちの採用代行のサービスなども活用していくことがオススメです。
解決方法2:ダイレクトリクルーティングを導入
エリアを幅を広げるだけでなく、こちらから良いなと思う人材へアピールできる手法である「ダイレクトリクルーティング」も中小企業にはとても良い手法です。
しかし、中小企業においてはダイレクトリクルーティングをうまく活用出来ていないorまだ導入がされていないケースも多いのでは無いでしょうか。
特にダイレクトリクルーティングについては、メールの文章をそれぞれの学生毎にその人に合った文面に変え、1通1通、まるでラブレターのように文面に想いを乗せてオファーすることによって応募者の心を動かせるかがポイントです。
実際にここまで出来ている企業はとても少ないのが、私たちプロ人事が分析しているダイレクトリクルーティングの現状と言えます。
しかし、これは逆に言えば、中小企業にとっては1つのチャンスなのです。
学生1人1人にラブレターのように文面を変えることは効果があると分かってはいながらも、多くの企業がそこまで出てきていない。
だからこそ、しっかりとそこまでやりきることによって、他社との差別化に繋がりますし、そこまでやりきるからこそ、たとえ知名度がなくても採用につなげることができるのです。
もちろん、ダイレクトリクルーティングについては簡単にできるわけでもありませんし、人事のマンパワーが不足していることから、なかなか時間を掛けられないケースが殆どです。
特に新卒採用の場合、学生が本格的に動いている数ヶ月の間にオファーを送らないと意味がありません。
その間は通常、説明会や面接などで人事が忙しくしている時期なので、どうしてもオファーが送れずに劣後してしまうのです。
だからこそ、プロ人事の採用代行を活用していただきたいと思っています。
本当に忙しい時期にダイレクトリクルーティングでオファーを送ることが重要なのです。
しかもダイレクトリクルーティングの経験のある人事経験者が送らないといけません。
そういった意味で、プロ人事のダイレクトリクルーティング運用代行であれば、欲しい時だけ活用することができるため、まさに中小企業の新卒採用にマッチしている手法と言えるでしょう。
また、こちらの記事でダイレクトリクルーティングについて解説した記事となっておりますので、あわせて御覧ください。
解決方法3:採用代行を活用する
そして、最後に中小企業の新卒採用において、とにかくオススメしたいのが「採用代行」を活用するということです。
というのも、それぞれの中小企業毎に実際の新卒採用の課題はまちまちで異なっているケースもあります。
そういったそれぞれの課題に対応するためには、やはり採用代行をしっかりと活用して、その会社の課題毎に対応していくことが重要です。
また、採用代行であれば「欲しい時に」「プロが」対応してくれるため、まさに人事を正社員でなかなか増やせられない中小企業にぴったりなソリューションではないでしょうか。
また、採用代行は高そうなどというイメージを持っている中小企業が多いのではないでしょうか。
確かにプロが実際にその会社のためだけに動きますので、安いものではありません。
ですが、期間限定という期限付きであることやプロの人事を活用することで正社員で雇うことと比較すると実はコストパフォーマンスが良いのです。
例えば、中小企業が人事の経験者を正社員で採用しようとすると、広告費も掛かりますし、そもそも人事の経験者を採用するとなると、奪い合いにもなります。
人材紹介で採用しようとした場合には、採用するコストだけでも150万円〜200万円程度掛かってしまいます。
また正社員であれば給料の他に会社負担の社会保険料・自宅からの交通費、さらには、備品の経費なども掛かってしまうため、年間のコストが1000万円以上掛かってしまう計算になります。
さらにはせっかく採用した人材が辞められてしまっては目も当てられません。
しかし、採用代行を活用すれば、採用するコストも一切掛かりませんし、会社負担の社会保険料・交通費、備品コストなども掛かりません。
また、採用が落ち着けば契約を終了させることができるため、結果としては大幅に安く抑えることができるのです。
こういった点を踏まえると採用代行を活用していくことが非常に大きなメリットであると言えるでしょう。
まとめ
採用代行については、一部の企業では「人材の採用を社外に頼むなんてとんでもない!」と思われているケースもあります。
しかし、採用が上手くいっている企業をはじめとして「プロに任せるところは任せるべきだ」という考え方が浸透してきており、採用代行を活用していく企業が増えてきています。
冷静に考えると、会社の大事なことを社外のプロに任せることは採用以外の分野では既に当たり前になっています。
例えば、会計は会計士や税理士。法律は弁護士と言ったように、社内に「経理」「法務」がいたとしても、専門のプロに頼むケースは何ら珍しくありません。
だからこそ、人事についても、プロの人事に頼むケースが今後はどんどんと一般的になってくるでしょう。
そういった意味では、ぜひプロ人事の採用代行を導入を検討していただきたいと思っています。
また、中小企業の採用の現場でよくある人事担当者一人というケースでは、まさに採用代行がとてもマッチします。
忙しい時のマンパワーとしてだけでなく、プロ人事が併走しながら採用活動を一緒に手伝っていったり、様々な会社の事例などのノウハウも伝授することができるのです。
こういった社内にノウハウを蓄積していくことは単に人事のメンバーを増やしたり、派遣やパートを増やしたところで実現することはできません。
また、こちらの記事では、採用代行について網羅的に解説したものとなっていますので、あわせて御覧ください。