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【採用担当者必見!】採用につながるカジュアル面談の方法とは?【選考】

カジュアル面談で採用につなげる方法を解説!

この記事では、採用担当者の方向けに、カジュアル面談の方法について解説していきます。

カジュアル面談とは、通常の選考とは異なり選考要素を排除して、応募者と会社がフラットな状態で話を行っていく手法になります。

特にカジュアル面談においては選考要素がない分、質問の内容が非常に重要になってきます。

そのため、カジュアル面談の場で多くの社員が質問逆質問に悩まれています。

ここでは、カジュアル面談の基本的な情報や、実際にどのように運用していくべきなのか、質問をしていくべきなのかを解説していきます。

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目次

1.カジュアル面談とは

カジュアル面談とは、一言で言えば選考要素のない面談です。

選考要素がないため、オフィシャルな選考の一部として行われる面接とは明確に区別されています。

カジュアル面談は面接というより、1対1で話をするミニ会社説明会のようなものであると言えるでしょう。

カジュアル面談

通常の選考フローとしては、新卒採用であれば説明会の後に面接が行われるのが一般的な流れです。

一方で中途採用の場合では、書類審査の後は、第一面接、第二面接と続いていきます。

と言うのも中途採用の場合は、基本的には同じ業界で転職してくる人材を対象としていることから、わざわざ説明会を開かずに基本的な内容などを応募者が知っている前提で話が進んでいきます。

中途採用でもその業界のことを知っているような応募者であれば、このような説明会がない選考フローでも十分かもしれません。

しかしながら、第2新卒や若手では業界の常識やビジネスの常識などに対する知識もないため、これでは会社のことがあまりわからないことになってしまいます。

ポイント

そういった場合にはカジュアル面談が有効となってくるのです。

業界経験者であったとしても、同じ業界でも会社によって異なる考え方や社風があるケースもありますので、業界のことを知っているような人であったとしても、カジュアル面談はとても有効であると言えるでしょう。

転職をしてくるような人の場合、現職に対して何かしらの不満や改善したいと言っていたところを考えているケースがほとんどなので、次に応募しているような会社でも同じような点がないか、といったところを気にしている人もいます。

そういった点をクリアにできると言う意味でも、カジュアル面談はとても有効であると言えます。

カジュアル面談

現在は多くのことがインターネット上で情報収集が可能ですが、しかし、あくまで噂や口コミ程度の情報しか集まらず、応募しても大丈夫だという安心感を感じられるほどの情報収集は困難でしょう。

また、実際に面接を行うまでその会社の人に会うこともないため、ネットの情報によって不安になってしまい、応募をためらったりすることもあります。

そのようなことを防ぐために、実際に社員に会って社内の質問をぶつけられるカジュアル面談は有効な手段になります。

2.カジュアル面談のメリット

カジュアル面談には多くのメリットがあります。

メリットには大小様々なものがありますが、ここではそのメリットの主なものをご紹介いたします。

メリット1:応募してもらいやすい(母集団形成において有利)

応募してもらいやすい

応募者の不安を解消するとともに意向を高めることで、母集団形成が効果的に行うことができることがカジュアル面談の最も大きなメリットです。

書類選考の前にカジュアル面談を入れることで気軽に応募してもらえるようになります。

カジュアル面談を打ち出す際は「オフィスに遊びにきませんか?」「食事でも一緒にしませんか?」などの軽い表現が使えるため、従来よりは応募のハードルを下げることができます。

カジュアル面談をせず、書類選考の後にそのまま面接選考に入ると「活躍していただける方をお待ちしています!」のような入社ありきの表現になりがちですが、カジュアル面談に呼ぶことで「まずオフィスを見てみませんか?」と気軽に応募を促すことができるでしょう。

また、人材紹介会社を使っている場合、応募のハードルが下がり人材紹介会社の個人担当が動きやすくなることで母集団形成が非常にしやすくなるといったメリットもあります。

人材紹介会社の担当者としても、転職希望者や学生に対して、「この会社であれば書類選考無しで一回話せるので就活の相談を含めて一回話してみませんか」と言うことができます。

知名度などの問題で通常であれば中々応募が集まらないような場合にも、スムーズに応募者を増やすことができるでしょう。

メリット2:ミスマッチを防ぎやすい

ミスマッチを防ぎやすい

カジュアル面談はあくまで選考要素のない面談なので、通常の面接とは違い本音で話しやすい場になります。

応募者側も気軽に会社のことを質問できるだけでなく、面談を行う社員も面接の改まった場では中々聞き出せない応募者の情報を得ることができます。

お互い書類や面接では得られないような本音の情報を交換することで、ミスマッチを格段に防ぐことができるでしょう。

ただし、カジュアル面談を取り入れればミスマッチを防ぐことができる、というものではないことは注意してほしいと思います。

カジュアル面談で重要な雰囲気作りや、質問の内容などを工夫していくことで応募者が本音で話してもらいやすい内容を作っていくことでミスマッチを防ぐことができるのです。

3.カジュアル面談の流れ

カジュアル面談のメリットは理解していただけたでしょうか。

これらのメリットを生かした実際のカジュアル面談の流れ・フローを見ていきましょう。

フロー

フロー1:求人票への記載

まずは求人票への記載から始まります。

求人票への記載

カジュアル面談は選考要素がないので、気軽に話しましょうなどと書くことで応募のハードルを下げていきましょう。

例えば、ウォンテッドリーなどのように求人媒体によってはカジュアル面談が前提のようなものもありますが、通常の求人広告などの場合では、カジュアル面談が前提ではないようなケースもあります。

実際にカジュアル面談を導入する場合には、全ての応募経路からカジュアル面談を受け付けるのか、一部の応募経路からにするのかといったところをあらかじめ決めておくことが重要となります。

フロー2:応募者の受付

カジュアル面談を希望制にしている企業では、

応募者の受付の際にカジュアル面談を希望するのか普通の選考を希望するのかを確認する必要があります。

応募者の受付

確かに、カジュアル面談は応募者企業双方にとってメリットが大きいですが、中には応募者が入社を急いでいるようなケースもありますので注意が必要です。

また応募してきた人の属性やキャリア等によっては、カジュアル面談と同じ日に面接も行えるようにしておくとかなりスムーズでしょう。

というのも、もしカジュアル面談で盛り上がった場合、非常に優秀な人材だった場合また別に面接を設定してしまうことになり、スケジュールの調整などが大変になってしまう可能性があります。

そこでもし良かった時のために、あらかじめ面接をできるように調整しておくことが重要になります。

フロー3:カジュアル面談当日

カジュアル面談当日の流れとしては、通常の面接と同じような流れだと考えておきましょう。

カジュアル面談当日

ただ何も意識しないと、通常の面接と同じような雰囲気になってしまいがちですので、意識して雰囲気を和らげ、カジュアルにしていきましょう。

というのも、実際に普通の面接のようになっている企業はかなり多いのです。

カジュアル面談を行っている人の認識では、かなりカジュアルにしているつもりでも実際にはほぼ面接に近いようなものになっているようなケースもありますので注意が必要です。

そうならないようにするためには、コンサルタントなど外部の目を入れることがおすすめです。

そんなことでわざわざコンサルタント入れないといけないのか、と思われるかもしれません。

しかし、例えばプロ人事のコンサルティングを利用することで、面接力を向上し、その後のKPI約10-20%改善することができます

これを一般的な社員数100名のSIerに落とし込めば、年間だけでも300万円から400万円くらいの効果が上げられ、またそれが毎年続いていきますのでかなりおすすめになります。

フロー4:カジュアル面談後フォロー

カジュアル面談後フォロー

カジュアル面談後のフォローも非常に重要になります。

単に面談フォローをしただけで終わりではなく、その後でしっかりと選考に繋いでもらえるように動いていくことが必要になります。

できれば、面談が終わった後から考えてもらうというような形ではなく、カジュアル面談の中で次の予定を組んでいくようにスムーズなフォローを行っていきましょう。

カジュアル面談はこのような流れで行ってきます。

その上で、抑えるべきポイントもありますので見ていきましょう。

4.カジュアル面談の対策

カジュアル面談を成功させるには事前の対策が重要になります。

以下のポイントを意識して対策を行っていきましょう。

  1. ポイント1:事前にシートなどを用意して社員が自己開示に努める
  2. 応募者が聞きたい質問を事前に聞いておき回答を用意しておく
  3. 本人が自己開示しやすいような取り組みを行う

ポイント1:事前にシートなどを用意して社員が自己開示に努める

ポイント1

応募者の自己開示のためには、具体的にはアンケートやシートの記入などによって、選択肢の中から選ばせる方法が良いでしょう。

一方で、シートを使いすぎるとただのアンケートのようになってしまい場の雰囲気が固くなってしまいます。

ただ、シートを一切使わない面談になると、時間が長いだけのただの雑談になってしまうかもしれません。

また応募者としても、本音で聞きたかったものは結局聞けずにゆるいものだけで盛り上がってしまったということになりかねません。

結局のところある意味ではバランスが重要になります。

シートを使うことで全体的なバランスを把握することができますので、本当に聞きたかったことではないところに時間が割かれてしまって、本当に聞きたいところが聞けなくなると言うようなミスを防ぐことができるでしょう。

ポイント2:応募者が聞きたい質問を事前に聞いておき回答を用意しておく

ポイント2

人材紹介会社を活用している場合には、エージェントに対して応募者がどんなことを聞きたがっているのかなどを事前にヒアリングをして回答を用意しておくということが可能になります。

一方で、採用媒体からの応募等の場合には、あらかじめ事前にヒアリングをしておくことは中々難しいことかもしれません。

しかしながら、媒体求人広告の雰囲気や実際このメッセージ等によって気軽に来てもらえるような内容を発信しておくことで、事前の質問をしやすくしていくことができます。

また事前に質問をもらっておいて、その時に考えて説明すれば良いというわけではなく、しっかりとその内容に関する答えを事前に準備しておくことが重要になります。

ポイント3:本人が自己開示しやすいような取り組みを行う

ポイント3

また当然ではありますが、面接のように一方的に聞きすぎてしまうのはNGです。

カジュアル面談を成功させるには、本音ベースで話すことと、応募者の自己開示を促すことが重要になります。

自分から話しやすいような雰囲気作りをうまく行いましょう。

5.カジュアル面談で話す実際の質問

カジュアル面談では、実際に応募者に対してどのような質問をしていけば良いのかを最後に解説していきます。

当然ながら、応募者も何かしらの質問内容を持ってカジュアル面談に臨んでいるケースがほとんどです。

しかしながら会社側も何の準備もなしに行ってしまうと、通常の面接のような形になってしまいますので注意が必要です。

質問①今現在の仕事について

今現在の仕事について

今実際どのような仕事をしているのかを詳しく聞いてみると言うことをまず最初にやっていくと良いでしょう。

仕事の内容を答える場合は応募者が自分の考えではなく事実だけを言えばいいので、あまり考えなくても答えられます。

質問としてはかなり答えやすいものになるのではないでしょうか。

実際に応募者の今の仕事内容を聞いた後に、自分たちの業務の内容を伝えていくことで、どれだけ業務適性があり、スキルがこの仕事にマッチしているのかどうかがわかっていきます。

質問②今の転職活動就職活動状況についてのヒアリング

今の転職活動就職活動状況についてのヒアリング

今の転職活動や就職活動状況についてのヒアリングを行うことは、とても有効な手法であると言えるでしょう。

ここで重要になるのは、実際にどんな会社を受けているのかもそうですが、その中で本人が就職にどのような課題を持っているのかを把握することになります。

ポイントとしては自社のことだけを語るのではなく、転職活動をアドバイスする側として話をしていきましょう。

質問③将来の話

将来の話

人は将来の話をしていくと前向きなイメージになり不安が和らぐ傾向があります。

そのため将来の話をしっかりとしていくということは、やはり重要であると言えるでしょう。

また、応募者だけの将来の話でなく、会社で面談を行う自分自身の将来の話も合わせてしていてもいいでしょう。

いかがだったでしょうか。

カジュアル面談は他社との差別化に非常に有効な手法です。

ただ、その運用には難しいところもありますので、面談のプロや外部のコンサルタントに頼るといいでしょう。

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この記事の監修者

採用代行・採用コンサルティングサービスを提供している株式会社プロ人事が運営する採用メディア「SaiDai」

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